誰しも一度は人事の仕事に憧れたことがあるのではないでしょうか?新入社員にとっては企業説明会をはじめ、入社前から関わることが多い採用担当者を身近に感じるかもしれません。
しかし、意外と人事の仕事は地道な業務が多いということを知っていましたか?
この記事では、人事に向いている人の特徴ややりがい、未経験から人事への転職方法についてまとめています。あなたが本当に人事の仕事に向いているかどうかを判断するために、参考にしてください。
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人事の仕事に向いている人の性格は?
人事の仕事はよく、憧れの部署で花形ポジションだと言われますよね。採用の場面では会社の顔となったり、社長などの経営者陣とコミュニケーションを取る機会もあったりと、一般的な社員が経験できないことを経験できるでしょう。しかし、実際には意外と泥臭い仕事も多いのです。ここでは、人事に向いている性格の特徴を6つ紹介します。
人事のやりがいに関する詳しい情報は、「人事のやりがいとは?楽しくなる仕事の選び方や魅力ある業務内容を紹介!」の記事でも解説しています。
他人から好かれやすい
人事の仕事は求職者から社員、経営陣など社内外問わず、たくさんの人とコミュニケーションを取ります。「会社の顔」として認識されるため、好感を持たれやすいということが求められます。いつも笑顔でいたり、質問事項にも真摯に答える姿勢が大切です。
陰で支えるのが得意
現場で働いている社員のことを優先して動かなければなりません。社員が成長するために働きかけるのが人事の仕事であるため、あなた自身が評価されたり実績を残すことは難しいのです。そのため、陰から社員の成長を喜べる性格の持ち主が人事に向いています。
公平に判断・評価できる
同期だから、もともと同じ部署にいたからなどの個人的な理由で、決まった人物の評価をあげたりしてはいけません。逆に、反抗的だからという理由で部署異動させることも同様です。社員を役職・部署、あなたの感情にとらわれずに公平に評価しなければなりません。
シビアな判断ができる
会社の方針転換・経営困難の局面では、契約社員の解雇やボーナス削減について考えなくてはいけないこともあります。社員から不満の声を浴びせられることもあるでしょう。そのため、どんな状況でも会社のために厳しい判断が下せる力が必要です。
秘密を守れる
人事は個人情報を取り扱っています。社員ひとりひとりの給与額や人事評価はもちろん、次の異動案など、他部署には話せない内容をたくさん取り扱います。もし、情報があなたの口から漏れてしまっては人事の信頼はなくなってしまうでしょう。どのような場面でも秘密を守る必要があります。
スケジュール管理や調整ができる
採用イベントがあれば、参加する社員と求職者のスケジュール調整、会場の確保など、他人のスケジュール管理や調整をする必要があります。何度も何度も連絡を取り合うこともあるでしょう。そのため、細かなスケジュール調整のためのコミュニケーションも得意とする人が人事に向いているのです。
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人事の仕事に向いていない人の特徴
人事に向いていない人の特徴を3つ紹介します。
以下の3つの特徴にあてはまらないかチェックしてください。
人事の仕事がつらい理由については、「人事の仕事がつらい3つの理由 | 病んでしまった人のための楽になる考え方」の記事でさらに解説しています。
粘り強く頑張ることができない
何事にも地道な作業が付きまといます。日程調整や書類提出に向けた催促メールなど、相手が人なので、自分の思い通りにならないことは多々あるでしょう。また、交渉の場面では相手の意見とすり合わせるため妥協することもあります。柔軟な対応ができるかどうかもポイントです。
何事もすぐに成果が出ると思っている
社員の成長はすぐにわかるものではありません。数年単位の中長期的な目線を持つ必要があります。また、採用した人があなたの期待通り会社の戦力となるかどうかも、少なくとも数年はかかるでしょう。すぐに数字として成果を求めたい人にとっては、やりがいを感じられないでしょう。
責任を持って行動できない
あなたの行動・言動ひとつで求職者が応募を断念することもあります。それくらいあなたは他人から見られています。どのようなことにでも責任を持って行動することが大切です。万が一、会社の不祥事が起きた場合にはあなたが対応しなくてはなりません。あまり大きな責任を追いたくないと思っている人には、人事の仕事は向かないのです。
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人事の仕事のいいところと難しいところ
人事の仕事はどのようなやりがいがあるのでしょうか?
具体的にどのようなやりがいがあり、乗り越えるべき壁があるのかを解説します。
人事のキャリアの詳細については、「人事のキャリアパスとは?先輩社員の事例からキャリアプランニングのコツを紹介」の記事でさらに解説しています。
人事の仕事のいいところ
やりがいを感じるポイントを3つ紹介します。
あなたが会社の顔となる
企業説明会や面接などで求職者と接することが多いと、あなたが「会社の顔」として認識されます。「人事の方の対応が良かったから応募した」という話はよく聞きますよね。あなたの対応の良さから入社を決めたという新入社員が現れた日には、苦労の甲斐があったと感じるでしょう。
会社の成長に直接携わることができる
あなたの採用や人事配置、人材育成などによって社員が働きやすくなり、業績アップにつながることもあります。すぐに結果が見えるものではありませんが、会社の成長を目の当たりにしたときは大きな達成感を得られるでしょう。
社員の成長をフォローできる
採用から関わった社員を研修やキャリア面談などでフォローし、成長した姿を見ることはあなたにとって一番のやりがいとなるかもしれません。入社したばかりで右も左もわからなかった社員が、成長して頑張って働いている姿を見ることで、あなたのモチベーションアップにもつながるでしょう。
人事の難しいところ
反対に、どのような壁が立ちはだかるかを3つ紹介します。
社員と会社の規則や意向の間に板挟みになる
社員から相談を受けたときに社員の肩を持ちたくなったとしても、会社の規則や意向から外れてしまうようでは、あなた自身の気持ちを無視して会社に従わなくてはいけません。板挟みになってあなたがつらくなる場面もあるでしょう。
社員の希望ではない異動や解雇通知
社員が希望していない部署への異動や解雇の言い渡しは、どのような理由があったとしてもストレスを感じてしまうでしょう。理解してもらえるまで説明しなくてはならず、不満の言葉を浴びせられることもあるため、ストレスケアが大切です。
明確なゴールがないためモチベーションを保つことが難しい
営業のように「前年より売上が伸びたから目標達成」といった数字でのゴールがありません。モチベーションを保つことは難しいでしょう。また、オフィスで人事評価や給与計算をしているだけだと思われたりと、忙しい部署ではあるのにもかかわらず、経験したことのない社員からの理解が得られにくいという面もあります。
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自分に合った人事の仕事の探し方
どうしても人事の仕事をしたいと思っている方に向けて、転職方法や副業について解説します。社内で人事部へ異動できることが理想ですが、希望通りになるとは限りません。自ら行動していきましょう。
人事になるには?については、「憧れの人事になるには?必要なスキルや資格、おすすめの業界についても解説!」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。
人事への転職の方法
未経験から人事への転職は難しいと言われています。しかし、あなたがしっかりと人事の仕事をしたいという理由を伝えられれば、道がひらける可能性はあります。「人事に憧れているから」ではなく、あなたが持つスキルをどのように人事で活かしたいかを明確に伝えましょう。
また、可能であれば資格を取得しておくことも転職の際に有利になるかもしれません。以下は一例ですが、検討してみてください。
- キャリアコンサルタント
- 社会保険労務士
- 人事総務検定
未経験から人事に転職する方法について知りたい人は、「未経験から人事に転職する方法は?おすすめの資格やポイントを知ってキャリアアップを目指そう」の記事も読んでみてくださいね。
副業でいろんな人事の仕事を経験しよう
転職の前に実績を作っておきたい方は、副業で人事の仕事を経験することもおすすめです。自分に適しているかどうかも判断できるでしょう。
人事の副業には以下のような仕事があります。
- 求人広告の作成
- 求職者とのメールでのやり取り
- 求職者との面接
- 顧客からの問い合わせ対応
ただ、日中の時間帯に稼働可能であることや週に15時間程度稼働できることが応募条件になっていることもあります。応募するときには、本業と両立できるかどうかも確認してくださいね。
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