憧れていた人事部に配属されたものの、想像とは違った仕事に疲れてしまい「辞めたい」と感じてしまうことがありますよね。特に人事部は経験してみないとわからない悩みが多いため、相談するにも経験者でないと理解してもらえないことがあります。
この記事では、人事を辞めたいと感じる理由や人事が持ちやすい悩み、やめる前にできることをまとめています。
人事を辞めるかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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人事を辞めたいと感じる理由
配属されたときは「人事部で働けるなんてかっこいい!」と思ったのもつかの間、想像以上に忙しくて重圧のかかる仕事内容に疲れてしまっていませんか?花形部署といわれる人事部ですが、どうして辞めたいと感じてしまうのかについて解説します。
仕事を辞める理由ランキングについては、「【仕事を辞める理由ランキング】優秀な人材を転職させないためには?」の記事でさらに解説しています。
イベントや研修で休日が取りづらい
採用イベントはたくさんの求職者が参加できるように、土日に行われることが多いですよね。会社が休みだったとしても主催者として、参加しなくてはならず休日出勤しなくてはいけません。また、平日でも社員向けの研修があると、希望する日に有給が取れず休めないということも…。人事担当者になると、自分の都合ではなく会社の都合にあわせて休日を取らなくてはいけないため、自由度が制限され窮屈に感じてしまうでしょう。
手触り感がない
直接顧客と接する機会がないため、感謝されたり役に立ったと実感することが少ないことも辞めたいと感じる理由のひとつとしてあげられるでしょう。現場であれば顧客から電話越しでも「ありがとう」と声をかけられることがあります。そうした声はやりがいやモチベーションアップにもつながりますが、人事担当者は社員を相手にしているため現場の手触り感を覚えることが少ないのです。
現場から理解されない
実際に人事部に配属されないとわからない仕事はたくさんあります。そのため、ほかの部署からすると「いつもエアコンの効いた部屋で仕事できていいよね」「人事部は座って雑談しているだけでしょう」と思われがち…。本当は猫の手も借りたいくらい忙しく、たくさんの業務を同時進行しているのに理解してもらえないためつらく感じてしまいます。
数字で成果が見えず正解がわからない
営業部のように決まった数値目標がありません。そのため、自分の仕事の進捗具合や目標達成具合がわかりづらいのです。また、社員の育成に尽力しその社員が表彰されたとしてもあなたは評価されません。社員を教育するにも長期的な目線で支援しなくてはなりませんが、結局自分ではなく成長した社員が評価されるだけなのでモチベーションを保ちづらいと感じるでしょう。
法律への対応が難しい
社内で何か問題が起こればすぐに対応が必要な人事部。難しい言葉で書かれている法律をしっかり解釈し、会社がどう動くべきかの判断もしなくてはなりません。また、法令改正があるたび会社の規定を見直す必要はないかなどの検討をする必要があります。間違った対応はできないというプレッシャーからストレスを感じてしまうでしょう。
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人事が持ちやすい悩み
人事担当者になると、社員とさまざまな場面でかかわりを持つようになります。社員の成長を見守ることができる一方、悩みの種になってしまうこともあるのです。
人材が育たない
苦労してやっと採用した社員。しかし、理由なく退職してしまう人はたくさんいます。特に現在は求人をだしてもなかなか求職者が集まらず、優秀な人材を確保することが難しいという問題もあります。せっかく入社して、少し育ってきたなと思った矢先に退職されてしまうと「採用しなければよかったのかな」なんて考えてしまうのです。
研修への満足度が低い
社員のスキルアップのために企画した研修なのに、社員からは不評だったということも悩みのひとつでしょう。人事部は社員に「今回の研修で〇〇のような知識をつけてほしい」と期待しても、実務として活かせない知識は時間の無駄だと感じているのです。人事担当者と社員の間に温度差が生じてしまうことで、研修の効果が得られないことがあります。
会社への不満をぶつけられる
給与や賞与などが自分の想定よりも下回ると、「評価が低すぎる」と人事部に不満をぶつけてくる社員もいます。会社の方針転換や、評価基準の変更などがあったときにも、人事部は社員の不安や不満を聞かされることになります。また、社員が怒っていたら話を聞くだけしかできないため、「どうしてこんな話を聞かされているんだろう」と思ってしまうでしょう。
人事の仕事がつらい理由については、「人事の仕事がつらい3つの理由 | 病んでしまった人のための楽になる考え方」の記事で触れています。
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人事をやめる前にできることは
せっかく手にした憧れの人事の仕事をこのまま手放してしまっても本当に後悔しませんか?やめることは最終手段として取っておいて、以下に紹介するやめる前にできることを試してみましょう。
「憧れの人事になるには?必要なスキルや資格、おすすめの業界についても解説!」の記事では、人事になるには?について深掘りしています。
不満への対応を仕組み化する
社員からの不満をすべて全力で受け止めていては、身体が持ちません。会社のためになるような意見だけを聞き入れ、あとは右から左へ聞き流してしまいましょう。不満を言っている社員のなかには、誰かに話を聞いてもらいたいだけという人もいます。「こんな考え方もあるんだな」と、聞いているフリでその場をやり過ごしましょう。
休暇取得を自分から申し出る
人事担当者となるとなかなか休暇が取りづらく、会社から指定された日に休むことになりがちですよね。そうではなく、時には自分が休みたい日に休んでみてはいかがでしょうか?予定を入れる必要はありません。おうちでゆっくり寝たり、温泉地まで旅行をしたり気分転換してみましょう。特に、年次有給休暇は法律で定められている制度であるため、必ず取得しなくてはなりません。自分の都合や気持ちを優先して休暇を取りましょう。
他社事例を研究してみる
他の会社の事例を調査したことはありますか?同じ業種や職種にかかわらず、全く違う業種からも人事制度や施策など活かせる有益な情報がたくさんあります。今の会社の方針や施策に不満があるなら、他社の成功事例をもとに一新してはいかがでしょうか?古い人事体制から抜け出し、新しい風を吹かせるためには他社の研究も大切です。
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人事を辞めたい人が考えるべきこと
人事は専門的なスキルが必要だったり、幅広い知識が求められる仕事です。そのため、人事が向いている人、向いていない人が存在します。あなたはその適性を認められて、今人事部に配属されているのです。せっかく認められた適性を、このまま手放すのはもったいないかもしれませんよ。
他の職種へ異動する
会社に対して嫌気がさしているわけではないなら、異動希望をだしましょう。どうして人事部をやめたいのかをしっかり伝えれば、会社は何かしら対処してくれるはずです。人材を大切にしている会社なら、必ず動いてくれるはずですよ。
他の会社へ転職する
同じ人事でも会社によってやり方は違います。人事職の経験を活かして転職を検討してみてはいかがでしょうか?経験を活かせるため大幅な給与ダウンのリスクは低く、気持ちを新たにリセットされた環境で人事を続けるのもひとつの手です。
20代で人事未経験の転職について知りたい人は、「20代で転職したい!人事未経験でもポイントとコツさえつかめば成功する」の記事も読んでみてくださいね。
副業で他社の人事も経験してみる
もし転職を視野に入れているなら、まずは副業で他社の人事を経験してみるのもおすすめです。あなたに合った会社が見つかるかもしれません。また、他社の人事担当者や経営層と話してみることで新しい価値観が生まれる可能性もあります。副業で得た知識を今の会社に活かしたり、あなたに適した会社を探すためにも副業で他社の人事を経験してみてください。
フリーランス人事になる
副業で他社の人事を経験してみると、意外にも「独立」という選択肢が増えるかもしれません。フリーランスとしてたくさんの会社の人事のサポートをしてみてはいかがでしょうか?会社員だと固定給なため、どんなに頑張っても決まった額の給与しかありません。しかし、フリーランスなら成果をあげればあげただけ報酬は増えます。自分でスケジュールを管理できるため、休暇も自由に取ることができるのです。
安定して稼げるか心配という方は、人事に特化したエージェントを利用しましょう。あなたにあった仕事を提案してもらえます。自ら営業する必要がないため、人事の仕事に集中して取り組むことができますよ。
フリーランスをするうえでの後悔については、「フリーランスをするうえでの後悔とは?対策や乗り越える方法についても解説!」の記事で触れています。
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