- 育児休業給付金を受給するには、就業日が月10日以下、就業時間80時間以下にする必要がある。
- 育休中の副業探しは、在宅勤務やフルリモートワークできる仕事を選ぶと、育児と両立しやすい。
- 人事の仕事はPCスキル習得、時間自由、未経験者でも始めやすい点で育休中の副業におすすめ。
「育休中、時間はあるのに収入が減って不安」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、育児休業中でも副業は可能なんです。
しかも、育児休業給付金を受給しながら、スキマ時間を使って収入を得ることができます。
この記事では、給付金を受け取りながら副業をするための条件や、在宅でできるおすすめの仕事、さらには人事関連の副業がなぜおすすめなのかを解説します。
この記事を読めば、育休中の副業に対する不安が解消され、自分に合った仕事を見つけるためのヒントが得られるでしょう。

育休期間を有効活用して、スキルアップと収入アップを実現してください。
育休中に副業はできる?


育休中であっても、一定の条件下で副業を行うことは可能です。
ただし、育児休業給付金の受給条件や法律で定められたルールを守ることが重要になります。
ここでは、育休中の副業が認められる範囲や注意点を解説します。
- 【結論】育休中の副業はOK・就労は非推奨
- 育休中に副業をしても育児休業給付金は受け取れる
- 育休中の副業でも確定申告は必要な場合がある
【結論】育休中の副業はOK・就労は非推奨
育休中の副業は可能ですが、会社員のような働き方である就労は推奨されません。
なぜなら、育児休業は育児に専念するための制度であり、会社員のような就労は育児との両立が難しいからです。
厚生労働省では、制度の留意点として以下のように説明されています。
「育児・介護休業法上の育児休業は、子の養育を行うために、休業期間中の労務提供義務を消滅させる制度であり、休業期間中に就労することは想定されていません。」
副業は育児との両立がしやすく、家庭内での時間配分も柔軟に調整できるため、育児に支障をきたさない範囲で行うことが可能です。
例えば、ライティングやデザインなどの在宅ワークであれば、子どもが寝ている時間や隙間時間を利用して作業が可能です。
このように、育休中に収入を得たい場合は、時間や場所に縛られない副業が適していると言えます。
ただし、副業を始める前に、会社の就業規則を確認し、許可を得ることが大切です。
育休中の副業は、育児と収入の両立を目指す上で有効な手段ですが、あくまで育児が最優先であることを忘れずに、無理のない範囲で行いましょう。
育休中に副業をしても育児休業給付金は受け取れる
育休中に副業をしても育児休業給付金は受け取ることができます。
育児休業給付金は、育児のために休業する労働者に対して支給される給付金であり、副業による収入があっても支給が停止されることはありません。
これは、育児休業給付金が、育児と生活の安定を支援するための制度であるためです。
副業による収入が給付金の支給基準に影響しない範囲内であれば、給付金の受給資格を失うことなく副業を行うことができます。
育児休業給付の受給条件は、以下のとおりです。
- 育児休業開始前の賃金の80%未満であること
- 1ヶ月に働く日数が10日(10日を超える場合は、就業している時間が80時間)以下であること
在宅で軽く行える副業や少額の収入を得る活動であれば、給付金に影響を与えず収入を補うことができます。
ただし、副業による収入が給付金の制限額を超えないよう注意することが重要です。
このように、収入を調整して基準を超えないように気をつければ、給付金を受け取りながら無理なく副業を行うことが可能です。
育休中の副業でも確定申告は必要な場合がある
育休中に副業で収入を得た場合、確定申告が必要になるケースがあります。
副業を含む給与以外の所得が年間20万円を超える場合、所得税の申告義務が発生するためです。
これは、所得税法で定められているルールであり、育休中であっても例外ではありません。
例えば、育休中にWebライターとして1年間で25万円の収入を得た場合、確定申告を行う必要があります。申告期間内に、必要書類を準備して税務署に提出しなければなりません。
そのため、育休中に副業を行う際には収入額を確認し、必要に応じて確定申告を行うことで、税務上の義務を正しく果たすことが大切です。
育休中におすすめの副業の探し方


育休中の副業選びで最も重要なのは、育児との両立のしやすさです。
ここでは、おすすめの副業の探し方と、実際にどのような仕事が育休中の方に向いているのかを解説します。
- 在宅でフルリモート勤務できる仕事を探す
- 時間指定の会議やイベントが少ない仕事を探す
- PCスキルを鍛えられる仕事を探す
在宅でフルリモート勤務できる仕事を探す
育休中に副業を探すなら、在宅で完結するフルリモートの仕事がおすすめです。
なぜなら、育休中は子ども中心の生活になるため、通勤時間が必要な仕事や、決まった時間に必ず会社にいなければならない仕事は負担が大きいからです。
フルリモートの仕事なら、自宅で作業ができるため、子どものお昼寝中や夜寝かしつけた後の時間など、自分の都合に合わせて働くことが可能です。
また、通勤時間がなくなることで、その分を育児や家事、休息に充てることができ、心にも余裕が生まれます。
例えば、WebライターやWebデザイナー、オンライン秘書などの仕事は、パソコンとインターネット環境さえあれば、自宅で完結できます。
これらの仕事は、スキルを磨けば将来的にも役立つため、キャリアアップに可能です。
また、データ入力やテープ起こしなど、特別なスキルがなくても始められる仕事もあります。
自分のスキルや経験、興味に合わせて仕事を選べるのも、フルリモートの魅力です。
このように、育休中の副業は、在宅でフルリモート勤務できる仕事を選ぶことで、育児と仕事の両立がしやすくなります。
求人サイトやクラウドソーシングなどを活用して、自分に合った仕事を探してみましょう。



フルリモートの仕事は、育児中のママにとって強い味方になってくれるはずです。
時間指定の会議やイベントが少ない仕事を探す
育休中の副業には、時間指定の会議やイベントが少ない仕事を選ぶと、育児と仕事の両立がしやすくなります。
育児中は子どもの急な体調不良や予定変更が日常茶飯事であり、決まった時間に必ず参加しなければならない会議やイベントが多い仕事は、両立が難しくなるからです。
時間指定の拘束が少ない仕事であれば、子どもの生活リズムに合わせて柔軟に働く時間を調整でき、育児の合間を縫って効率的に作業を進めることが可能です。
例えば、Webライターやデータ入力、デザインなどの仕事は、納期までに成果物を提出すれば良いケースが多く、自分のペースで作業を進められます。
これらの仕事は、クライアントとのやり取りもメールやチャットで完結する場合が多いため、時間や場所にとらわれずに働くことができます。
また、ハンドメイド作品のネット販売やアフィリエイトなども、自分の好きな時間に作業できるため、育児との両立がしやすい副業と言えるでしょう。
育休中に副業を選ぶ際には、時間指定の会議やイベントが少ない仕事を選ぶことで、育児の負担を軽減しつつ、無理なく収入を得ることができます。
自分の生活スタイルに合った仕事を見つけることが、育児と副業を両立させるための大切なポイントです。



育児を最優先に考えながら、柔軟に働ける仕事を探してみましょう。
PCスキルを鍛えられる仕事を探す
育休中の副業には、PCスキルを鍛えられる仕事を選ぶことをおすすめします。
PCスキルは業界や職種を問わず今後のキャリアに必須であり、育休中に少しでもスキルアップを図ることで、復職後や将来のキャリアに役立つからです。
また、副業を通じて実践的にPCスキルを習得できる点も魅力です。
例えば、データ入力や資料作成の仕事は、WordやExcelなどの基本的なPCスキルを実践的に学ぶことができます。
また、Webライターやブログ運営の仕事では、文章作成能力だけでなく、SEO対策や画像編集など、Webマーケティングに関する知識やスキルも身につけることができます。
さらに、プログラミングやWebデザインの仕事に挑戦すれば、より高度なPCスキルを習得することも可能です。
このように、育休中にPCスキルを鍛えられる仕事を選ぶことは、将来のキャリアに役立つだけでなく、育児との両立もしやすいという利点があります。



育休期間を有効活用して、自分の可能性を広げてみましょう。
育休中の副業には人事の仕事がおすすめの理由


育休中に副業をするなら、人事関連の仕事は特におすすめです。
ここでは、育休中の副業として人事の仕事がなぜおすすめなのか、その理由を具体的に解説します。
- 産休明けも使えるPCスキルが身に付く
- 在宅で時間も自由な案件が多い
- 未経験からチャレンジできる仕事が多い
産休明けも使えるPCスキルが身に付く
人事関連の副業では、産休明け後も役立つPCスキルを身につけることができます。
人事の仕事は、応募者管理、データ分析、資料作成など、PCスキルを必要とする業務が多くあります。
育休中に人事関連の副業に取り組むことで、Excel、Word、PowerPointといったビジネスシーンで必須のPCスキルを磨くことができます。
これらのスキルは、産休明けの職場復帰後も必ず役立つため、育休期間を有効活用してスキルアップを目指せる点が大きなメリットです。
例えば、人事の副業で応募者のデータをExcelで管理する業務を経験すれば、データ入力や集計、グラフ作成などのスキルが身につきます。
これらのスキルは、復帰後に部署の売上管理や資料作成などに応用できます。
また、社内研修資料の作成を通じて、PowerPointを使った資料作成スキルやプレゼンテーション能力を磨くこともできます。
これらのスキルは、会議での資料作成やプレゼンテーションなど、幅広い業務で活用できるでしょう。
このように、育休中にPCスキルを身につけることは、産休明けの復職を有利にし、自信を持って仕事に取り組むための大きな力となります。



育休期間を有効活用して、将来のキャリアに繋がるスキルを身につけましょう。
在宅で時間も自由な案件が多い
人事関連の副業は、在宅で時間も自由な案件が多いため、育児との両立がしやすくなります。
人事関連の仕事の中には、採用支援、人事システムの運用サポート、研修資料作成など、場所や時間に問わず作業できるものが多くあります。
これらの仕事は、在宅で自分のペースで進めることができるため、育児中の限られた時間でも効率的に働くことができます。
また、通勤時間がないため、その時間を育児や家事に充てることができ、ワークライフバランスの向上にも繋がります。
例えば、企業の採用活動をサポートする採用アシスタント、人事システムのデータ入力や管理、研修資料の作成や翻訳など、在宅でできる人事関連の仕事は多岐に渡ります。
このように、育休中は在宅で時間の自由が利く案件を選ぶことで、育児に集中しながら収入を得ることが可能です。
未経験からチャレンジできる仕事が多い
人事関連の副業は、未経験からでもチャレンジできる仕事が多く、新たなキャリアに挑戦しやすいです。
人事関連の仕事は、専門知識やスキルがなくても始められる仕事が多くあります。
例えば、データ入力や書類作成、応募者対応といった業務は、未経験者でも比較的容易に習得できます。
また、人事に関する基本的な知識やスキルは、オンライン講座や書籍などで学ぶことも可能です。
育休期間中に新たなスキルを身につけることで、復職後のキャリアチェンジも視野に入れることができます。
採用アシスタント、求人原稿の作成補助、面接日程の調整、応募者へのメール対応、人事システムのデータ入力など、未経験からでも始められる仕事が多くあります。
これらの業務を通じて、人事の仕事の流れや必要なスキルを学ぶことができるでしょう。
このように、新たなスキルを身につけたい、人事の仕事に興味があるという方は、育休中に人事関連の副業に挑戦してみましょう。
育休中の副業に関するよくある質問


ここでは、育休中の副業に関するよくある質問に答えていきます。
よくある質問とその回答を通して、育休中の副業を始める際に注意すべきポイントを分かりやすく解説します。
- 育休中に働くときはいくらまで稼いで大丈夫ですか?
- 育休中に働くときは何時間まで許されますか?
育休中に働くときはいくらまで稼いで大丈夫ですか?
育休中に副業をする場合、収入が一定の基準を超えると、育児休業給付金に影響が出でます。
育休中に働いてもらう給料が、休業前の給料の8割以上になると、育児休業給付金はもらえません。
育休中に働いてもらう給料が、休業前の給料の8割より少ない場合は、育児休業給付金はもらえますが、その金額は減ります。
どれくらい減るかは、休業前の給料や、育休中に働く時間などによって違います。
育休中の副業で収入を得る際には、給付金が停止されない収入範囲を確認し、短時間の在宅ワークや成果報酬型の仕事であれば、収入が上限を超えにくいため適しています。
育児休業給付金を受け取りながら副業をする場合は、収入が育児休業開始前の賃金の8割を超えないように注意することが大切です。



副業を始める前に、会社の規定や育児休業給付金の支給要件をしっかり確認し、収入を調整しましょう。
育休中に働くときは何時間まで許されますか?
育休中に働く場合、労働時間の上限は法律で厳密に定められているわけではありませんが、育児休業給付金の受給する場合は、原則として1ヶ月に10日以内、または80時間以内です。
育児休業給付金は育児に専念するための制度であり、一定以上の労働時間を超えると「就労」とみなされ、「育児に専念している」と認められず、給付金の支給対象外となります。
この労働時間の制限は、育児と仕事の両立を無理なく行い、育児に支障が出ないようにするためのものです。
週に2〜3日程度、1日4時間以内の副業であれば、1ヶ月の労働時間は40〜60時間となり、支給基準内です。
ただし、1日の労働時間が4時間を超える日や、月に10日を超えて働く日がある場合は支給停止となります。



育児休業給付金を受給するのであれば、副業の労働時間は、必ず基準以内に収めるようにしましょう。
まとめ


この記事では、給付金を受け取りながら副業をするための条件や、在宅でできるおすすめの仕事、さらには人事関連の副業がなぜおすすめなのかを解説しました。
副業は可能ですが、就労とみなされないよう注意が必要です。
育児休業給付金を支給してもらうには、収入は育児休業開始前の賃金の80%未満、労働時間は、月に10日または、月に80時間)以下にしなければなりません。
育休中におすすめの副業は、在宅でフルリモート勤務できる仕事、時間指定の会議やイベントが少ない仕事、PCスキルを鍛えられる仕事です。
これらは育児と両立しやすく、スキルアップにも繋がるため、復職後にも役立ちます。
特に人事関連の副業は、在宅で時間自由な案件が多く、未経験からでもチャレンジしやすいのでおすすめです。
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