人事コンサルティングに興味があるけどこれからの需要はどうなる?
そもそも具体的にどのような仕事をするの?
人事コンサルティングはあなたの力で企業が抱える問題点を解決させることができるため、非常にやりがいがある仕事です。取引をした企業から「ありがとう」という感謝の言葉をもらったり、「〇〇会社を紹介するよ」と言われれば喜びもひとしおでしょう。
この記事では、人事コンサルティングの役割や仕事内容、平均年収について解説しています。人事コンサルティングを目指そうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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人事コンサルティングとは
人事コンサルティングとは、企業が抱えている人事に関する問題点や課題について相談に乗ったり、問題解決へ向けてアドバイスをしたりする職業のことです。企業が成長したり、大きくなるためには採用などの人事業務は非常に重要なポイントとなります。
第三者目線で評価することで、社内の人間だけでは気づかなかった問題点の洗い出しをサポートしましょう。
人事コンサルティングの役割
人事にまつわる課題を解決できるようサポートを行います。
主に以下についてのコンサルティングが求められるのでひとつずつ確認しましょう。
- 組織開発
- 人材開発
- 制度設計
組織開発
会社にある古い考え方・昔から根付いている習慣はありませんか?組織を一新するためには、「暗黙のルール」と言われる習慣を取り払う必要があるのです。たとえば、「コピーは経費削減のため白黒印刷」、「ランチに行くには上司が先に行ったのを確認してから」、「会議は30分前着席」など。
こうした無意識のうちに守られてきたルールを撤廃させることで、新しい企業理念を取り入れる雰囲気づくりができるのです。しっかりとヒアリングして、会社内では常識となってしまったルールを洗い出しましょう。
人材開発
組織を成長させるために、社員が受講する研修や教育について検討します。社員が持つ能力を最大限に引き出すことは作業効率アップにつながるのです。時にはあなたが研修を行うこともあるでしょう。また、管理職にも研修を導入したり、研修の受講者を公募制にして学びたい人を集めたりと、研修・教育の内容だけでなく実施方法も改革できないか顧客とじっくり話し合いましょう。
制度設計
現在の人事制度に問題がないかを判断します。人事制度と言っても、採用から退職金制度まで幅広い業務が対象です。昇格するタイミングや基準、退職金の過不足などプロが見て改善できる点がないかを確認してください。
優秀な人材を確保するためには、人事制度は非常に重要となります。
人事コンサルティングの注意点
人事コンサルティングをするうえで、あなたの考えを押し付けてしまわないように気をつけましょう。各会社で抱えている問題は違います。前に同じようなことがあったなと思ったとしても、以前と同じようなやり方ではうまくいかないこともあるのです。
そのため、必ず各会社にあわせた、オリジナルの解決法を提案しましょう。ヒアリングでわかった問題点だけでなく、あなたが覚えた違和感をきちんと顧客へ伝えることも大切です。
あなたが真摯に向き合ってくれている姿が評判となり、取引をリピートをしてくれたり他社を紹介してくれたりと、嬉しい出来事があるかもしれません。
人事コンサルティングの需要は?
働き方や人材への考え方が大きく変わっている現在、人事についての専門知識を持つ人事コンサルティングの需要が高まっています。人事評価がデジタル化したり、人材を資本として考えるようになったりと、数十年前には予想していなかった働き方となっている現代社会。目まぐるしく時代は変化しているのです。
そのため、時代にあった専門知識を持つ人事コンサルティングは今後も需要が高まっていくことが予想されます。
人事コンサルの仕事内容
業務内容は人事にまつわることですが、いくつか具体例をあげます。
- 人事戦略の計画
- 人材育成のための研修・教育計画の立案
- 人事評価制度の策定
- 報酬制度の見直し
これらは一部ですが、人事コンサルティングに求められるのは「企業が抱えている人事に関する課題を解決すること」です。
人事コンサルに向いている人の特徴
人事コンサルに向いている人はどのような性格の持ち主なのでしょうか?
人と話すことが好き
会社が抱える問題点を見つけるためには、会話をする必要があります。具体的にどのようなことに困っていて、今後はどのようにしたいのかを上手に聞き出しましょう。また、相手の話をしっかり聞いて想いを汲み取ることも大切です。
気づいたことにフォーカスできる
会話の中で改善点や問題の原因を探す必要があります。些細なことでも気になることに焦点をあててみてください。顧客でさえ気づかなかった問題点がでてくることもあるでしょう。社外の人間から見て気づいたことは、その会社の問題の要因となっている可能性もあります。恐れることなく行動しましょう。
相手にわかりやすく説明ができる
頭の中で考えていることを言語化するのは難しいですよね。しかし、これからの会社のことについて話しているのに、あなたの説明がわかりづらく顧客が置いてけぼりになってしまっては大問題です。筋道を立ててわかりやすく、相手に理解してもらえるまで説明しましょう。
実際に人事コンサルティングを使ってみた人の話
株式会社舞浜リゾートラインでは、「人事評価制度」についてコンサルティングを依頼しました。安心・安全なモノレールを提供するために社員の自主性を重んじる制度を作ろうと、20年程度使用していた評価制度を一新。あわせて、資格等級制度や教育制度も新たに制度を作りました。すると、「これまでにない側面から評価してもらえてありがたい」と評価してもらえたそうです。
働き方や環境が変わっている現代社会にあわせた制度の導入は、働く社員にとってモチベーションをあげるきっかけにもなります。
参考:舞浜リゾートライン様/人事制度設計 – パーソル総合研究所 (persol-group.co.jp)
人事コンサルティングの給料
人事にまつわる幅広い業務をサポートする、人事コンサルティングの気になる平均年収や給料アップのコツについて解説します。
人事コンサルの平均年収
平均年収はおよそ522万円。しかし、入社して5年目を過ぎると1000万円前後稼げるポジションも目指せるようです。
参考:人事コンサルタントの仕事の平均年収は522万円/平均時給は1,199円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス (xn--pckua2a7gp15o89zb.com)
人事コンサルの給料給料アップのコツ
給料をあげるためには業績の良い会社へ転職することも視野に入れましょう。あなたが働いている会社の、次の昇給の時期や昇給額はいつになりそうですか?もし、まだ先になりそうだなと感じたなら、転職したほうが手っ取り早く給料をあげられることもあります。
人事コンサルティングの案件の探し方
独立してフリーコンサルタントとなった場合、どのように案件を探すべきかを解説します。
これからフリーランスになろうかなと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
人事に特化したエージェントを利用する
人事の案件だけを紹介している、専門のサイトを利用しましょう。エージェントを利用することで、あなたと企業がつながった後でもフォローやアドバイスなどのサポートを受けられます。また、継続的に仕事を紹介してもらえるので、案件が途切れる心配をしなくて済みます。
しかし、手数料がかかるというデメリットもあります。企業が支払った報酬から手数料が引かれた金額があなたの報酬となるので、あらかじめ何%手数料がかかるのかを確認しておきましょう。
複数社の面接を受けて選ぶ
案件を探すときには、2社以上の面接を受けてから決めましょう。面接時にはあなたの業務スキルだけでなく、コミュニケーションスキルや論理的思考力も見られています。
そのため、緊張してしまって何も話せなかったという状況を防ぐためにも、何社か面接を受けて場慣れしましょう。複数社と面接した経験を活かし、あなたの持つスキルを最大限にアピールしてくださいね。
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